新潟県老人福祉施設協議会主催の研修会に参加してきました。
研修会は「ICT導入から始める介護施設DXについて」という演題で、株式会社ビーブリッド代表取締役の竹下康平氏の講演があり、その後にグループディスカッションが行われました。
現在の介護業界では「生産性向上」がキーワードになっています。
「介護業界で生産性?」と思われる方も多いと思いますが、介護業務は食事・入浴・排泄など人手が必要な「直接介助」と、各種記録・申送り・プラン作成などの「間接的業務」に分かれます。
ICT導入によって間接的業務の効率化を図り、短縮できた時間を直接介護に当てていくことが「生産性向上」の目指すところです。
人口減少に伴う今後の労働力減少は大きな課題で、ICT導入を通じて職員の負担軽減や定着支援を図っていくことは、どの介護事業所にとっても必要なことであり、計画的に進めていくことが重要になります。講演では令和6年度DX関連の改正の要点等についての話もあり大変参考になりました。
グループディスカッションでは11グループ(1グループ約6名)が各施設の現状を話し合い、情報共有をすることができました。
5年ぶりの集合研修で他施設との意見交換ができる場は久しぶりだったため、多くの方はとても刺激になったと思います。